なめくじ長屋奇考録

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さて、今年の｢このマンガがひどい！｣は！？

2018/12/13 21:30｜漫画ローレンス｜TB：0｜CM：3｜▲

さて、今年はやるんでしょうかやらないんでしょうか！　年末のアレ！

ということで毎年恒例、
宝島社「このマンガがすごい！2019」が発表になりました。

お陰様で今年も選者として参加させていただいておりますのでご一読ください。

いやー、今年は頑張りまして。
簡単に一年を振り返っておくと、丸一年前くらいから延々と山口貴由先生の幻のデビュー作の原稿を全修復しつつ、無料公開し、夏に原画展も開催し、崇山祟『恐怖の口が目女』とオガツカヅオ『魔法はつづく』をリイド社とコラボして発売したり、その他テレビブロスで新刊マンガ紹介コラム｢蛮種発見！劇画狼推薦図書館｣の連載が始まったり、大坂で画廊の運営を始めたりなど、異常によく働いたので、今年の｢このマンガがひどい！｣は無しの方向で行きましょう。
エロ劇画雑誌は、発売されたもの全て買ってあるので、また来年末に2年分一挙公開します。
勘弁してね！

ってことでは皆さん満足できないだろうから！
｢このマンガがひどい！｣もいよいよ10年。
それを記念して、来年1/18頃に｢この10年間のエロ劇画生活を総まとめするすごい企画｣と、同じく来年1/24頃に｢そのエロ劇画生活10年を積み重ねた結果、どこの誰に手が届いたのかを示す、常識外れの対談｣が公開されます。

みなさん、いつも期待してくれていて、ありがとうございます。
俺は、やりましたよ。

おおかみ書房・最近の仕事まとめ。漫画家さん是非お読みください。

2018/11/19 22:59｜イベント情報｜TB：0｜CM：0｜▲

なんやかんやと仕事が順調で、めちゃくちゃ告知事項が多いのでまとめておきます。

まずは、ここ2年連載を続けていたマンガサルベージ企画

「エクストリームマンガ学園」をいったん終了し、リイド社と次の企画を始めました。

おおかみ書房/リイド社から本を出そう
「劇画狼のエクストリームマンガコンテスト」

第一回応募締め切りは来年2/12まで

・商業雑誌に掲載された読み切りが短編集にならずに残っている
・同人誌として描いていたものを、一冊にまとめたい
・デビュー当時の初期衝動に溢れた作品を、いま改めて読者に問いたい
・何年も持ち込んでいるけど掲載に至らないが、どうしても捨てられない設定のネームを見せたい
などなど、「他社で単行本化されていない」「二次創作ではない」作品であれば、どんどん見せてください。
おおかみ書房の独断と偏見で、リイド社からの単行本発売を進めます。
選考基準は劇画狼が「これは！」と思ったもの。
自分は、(編集者としては)エロとホラーが得意ですが、もちろんそれ以外、少女マンガでも4コマでも、なんでもOK。
ジャンル不問です。
完成原稿の場合は、そのまま単行本化を前提に打ち合わせ開始。
ネームを持ち込みいただいたものは、リイド社のWEB媒体・リイドカフェでの正式連載(ちゃんと原稿料出ます)を狙います(長編ではなく、全1巻で完結する長さの話)。
僕との面識の有無は全く関係ありません。ご遠慮なくお問い合わせください。
11/25の東京コミティアの、リイドカフェ出張編集部に僕もいますので、直接の持ち込みにも期待しています。

エクストリームマンガ学園で紹介したい作品はまだまだあるんですが、春頃から「リイド社にメリットある企画に変えていきたい」というのをずっと思っていて、2年間好き放題やらせてもらったので、自由過ぎるスタイル(リイド社から本が出ないのを分かっていても掲載して、実際他社から本が出る)を怒られる前に「単行本を出るのを前提にした発掘」に切り替えたいなと思っていました。
あと、山口先生のデビュー作発掘とか、このままもっとすごい作家さんの作品を復刻していくことも不可能ではないですが、そういう方向に企画をインフレさせるんじゃなく、本来自分が一番やりたい「知名度にも関係なく面白いものを横一線に並べるためになにが出来るか」を突き詰めた方が面白いんじゃないか考えたので、こういう企画になりました。終わったらまた、エクストリームマンガ学園2が始まります。

あと、今年の4月から、テレビブロス誌にて、新刊マンガ紹介コラム『蛮種発見！　劇画狼推薦図書館』というコラムを連載しています。

いつの間にかブロスコラムニストになれたので、サブカル者としては上がりに入りました。絶対に後々書籍化されることは無いつもりで適当に書いていますので、できれば連載を追いかけてください。毎月24日発売。

あと、今年から大阪で画廊モモモグラを運営しており、マンガ関連の原画展のノウハウも結構ついてきたので、改めてよろしくお願いします。

11/25までは共産圏写真展。

12/1～12/16は『僕たちのロボット展』

長谷川裕一/津島直人/吉田徹/貞松龍壱/横尾公敏/西野マルタ/赤津豊
サイン会予定　
12/2津島直人先生&貞松龍壱先生
12/9長谷川裕一先生&横尾公敏先生
12/16吉田徹先生&赤津豊先生

12/22～1/13

『久正人展』(12/27～1/2は休みます)
サイン会日は後日発表。　カムヤライド、ジャバウォッキーの原画・設定画を中心に、久先生が怪人デザイナーを務める『ルパンレンジャーVSパトレンジャー』の設定画も展示。

近況こんな感じです。

最後に。
今年の「このマンガがひどい！」はお休みなんですが、10周年を記念してこのブログ以外の媒体で、めちゃくちゃヤバイ「ひどいマンガ対談」を2つやります。
まさに総決算、という感じです。
今後も応援よろしくお願いいたします。

劇画狼

【情報解禁】山口貴由原画展｢『衛府の七忍』とその系譜｣、8/3～8/19大阪で開催！

2018/07/19 22:00｜カテゴリなし｜TB：0｜CM：0｜▲

ということで大変お待たせいたしました！
以前から言っていましたが、大阪・日本橋のおおかみ書房直営画廊、モモモグラでの山口貴由先生の原画展情報解禁です。

唯一無二の個性、初の原画展！

山口貴由原画展、｢『衛府の七忍』とその系譜｣、
2018年8月3日～8/19日開催！！

チャンピオンRED誌上で大好評連載中の『衛府の七忍』には、スターシステムとして山口先生の過去の名キャラクターやそれに関連するものが多数登場する。今回『衛府』の主要人物に対し、『覚悟のススメ』『シグルイ』『エグゾスカル零』などの過去作品から、『衛府の七忍』登場人物の系譜に連なるキャラクターの原画を並べて展示。
唯一無二の作家が何を経て今に至ったのか、合計50枚以上の圧倒的な「生の仕事」によって明らかにされる。
会場ではＴシャツ・ポストカード・パスケース缶バッジなどの限定グッズや、サイン入り複製原画も販売予定。

●開催日時　2018年8月3日～2018年8月19日
●営業時間　13:00～19:00(木曜定休)
●入場料　無料
●画廊住所
　画廊モモモグラ
　〒556-0005 大阪府大阪市浪速区日本橋5丁目7-10　山田ビル405
★地下鉄堺筋線「恵美須町駅」1-A、1-B出口から徒歩2分 ★各線なんば駅から徒歩10分
●問い合わせ先
　メール　momomogura405@gmail.com

という感じで、山口先生ならびに秋田書店さんのご協力で、すごいものを大阪に持ってくることが出来ました。
グッズなどの詳細は店舗ホームページか店舗ツイッター、もしくは劇画狼ツイッターが更新早いです。

こういう滅茶苦茶なパスケースを作ったりしています。

※山口先生は会期中は単行本作業で多忙のため、サイン会やトークショーの予定はありません。時間が空いたら｢自分のファンとして、ふらっと行きたいな｣とは言ってくださってますが、あくまでプライベートなので、店としては山口先生がいらっしゃる日の告知などはしません。運が良ければ会えるかもです。ご了承を。

そして当然、↑でかっこよく語ったコンセプトとは全く関係なく、｢主催者が好きだから｣という理由だけで『蛮勇引力』の原画も展示決定！

白泉社さんありがとうございます！
そして当然！って言うなと我ながら思うけど、蛮勇は全宇宙で最もかっこいい物質の一つなので当然飾ります。グッズも作ります。

ってことでよろしくお願いします。
ここからは主催者としての「お願い」ですが、今回この原画展を企画したのは、全て山口先生の「今」に触れてもらいたいからです。グッズを売って自分が儲けたいだけなら、『覚悟』や『シグルイ』等の人気過去作品の展示やグッズをメインにするのもありだったのかも知れませんが、個人的には｢『覚悟』好きだったな～　懐かしいな～｣という気持ちできた人に、｢山口先生は今こんなヤバいマンガを描いているんだ、『衛府の七忍』を読んでくれ！｣と言いたくてやっています。未読の方に、最新作を読むいい機会を与えられれば…と思います。

【新刊予告】　おおかみ書房第8弾　オガツカヅオ短篇集『魔法はつづく』、7/18発売！

2018/06/03 15:20｜カテゴリなし｜TB：0｜CM：1｜▲

大変お待たせいたしました！

昨年末から予告していた本の情報解禁！

おおかみ書房第8弾、

オガツカヅオ短篇集『魔法はつづく』、2018年7月18日発売決定！
amazon予約始まってます

2016年秋にエクストリームマンガ学園で取り上げた、血が一滴も出ない極上ホラー『よふさぎさま』から始まったこの流れ、今回もおおかみ書房として、収録作選定、収録順、巻末描き下ろし、タイトルなどなど、本としてのパッケージングに関わる部分を全面的に監修させていただきました。

収録作＆収録順発表！

1、「はじめましてロビンソン」！

2、「かえるのうた」！

3、「猫のような」！

4、「こくりまくり」！

5、「しあわせになりませう」！

6、「隣のゾン美さん」！

7、「千年蟻と一日おかぁさん」！

8、「よふさぎさま」！

9、「魔法はつづく」！

という我ながら完璧な9本。

全作品、圧倒的な修正を加えつつ、「猫のような」「しあわせになりませう」「魔法はつづく」の3本は全面的に加筆も行い、事実上の新生。
描き下ろし巻末マンガも「これが一番すごいやん」の出来になっており、完全な自信をもってオガツカヅオはすごいんだという準備が整いました。
自分でどこまでハードル上げても全然怖くないので一言言っておくと、選考で公開した「よふさぎさま」と「こくりまくり」は、初見でビビらせる力が強いので採用しましたが、これがオガツ先生作品の最高作ということではなく、それ以外の7本の中に、もっとすごい(と個人的に思っている)のがゴロゴロあります。

ぜひよろしくお願いします。

※6/30の『恐怖の口が目女』と併せて、よろしくお願いします。いつも言ってますが、リイド社コラボコミックスで結果を出せば、色々と進行中の他の企画が通りやすくなりますので。

【新刊予告】おおかみ書房第7弾　崇山祟『完全版・恐怖の口が目女』、6/30発売！！

2018/04/16 21:30｜カテゴリなし｜TB：0｜CM：0｜▲

ということで！

おおかみ書房としては今年は『オガツカヅオ短編集』(多分7月中旬)と白取千夏雄『全身編集者』の2冊を頑張ります！　
と言ってたんですが、策士なので｢たまには予告なしで唐突に一冊やってしまうか！｣と、水面下で色々殺意を高めていました。

劇画狼のエクストリームマンガ学園に突如登場して反響を得た『童貞兵器』の崇山祟がインターネットの片隅で紡いだ8章に渡る長編作品。
ホラーマンガマニアの間で傑作と評される作品をデジタルリマスター＆カラーページ追加で完全版として刊行！

おおかみ書房第7弾、

『恐怖の口が目女』、リイド社コラボで6月30日発売！！
amazon予約始まってます

こんなマンガです！　というのを紹介しようと思ったけど、性格が悪いので
初っ端の第一章と！
クライマックス直前の第7章だけが試し読みできるようになっております！　
何がどうなってこんなハードな展開になった！！

そして今回も当然、おおかみ書房×リイドカフェコミックスの「余計なところに力を入れる」作り込みで、

なんと作中に2色カラーを多用！　4色カラーページも充実！
巻末には崇山祟×天久聖一の対談と、おまけマンガもあり！

おおかみ書房とリイドカフェに遊ばせてくれる限り、「面白いのになぜ紙の本にならないんだろう」は世界から一つづつ消えていきます。
ってことで出たらよろしくお願いします。

追加情報はこのブログとツイッターで。

……あとついでに言っておくと、先日ぶち上げた『山口貴由｢超｣初期作品復刻計画』の続行についても、この本の売り上げは大きく関係します。
俺の名前で出た本でリイド社に利益を出して、「おおかみ書房にもっと遊ばせろ」という声を引き出してください。

というのは置いといて、普通に誰が読んでも面白いマンガを｢作り込んだ｣ので、皆さんよろしくお願いします。

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さて、今年の｢このマンガがひどい！｣は！？

おおかみ書房・最近の仕事まとめ。漫画家さん是非お読みください。

【情報解禁】山口貴由原画展｢『衛府の七忍』とその系譜｣、8/3～8/19大阪で開催！

【新刊予告】 おおかみ書房第8弾 オガツカヅオ短篇集『魔法はつづく』、7/18発売！

【新刊予告】おおかみ書房 第7弾 崇山祟『完全版・恐怖の口が目女』、6/30発売！！

【新刊予告】　おおかみ書房第8弾　オガツカヅオ短篇集『魔法はつづく』、7/18発売！

【新刊予告】おおかみ書房第7弾　崇山祟『完全版・恐怖の口が目女』、6/30発売！！