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十数年前に漫画ローレンスの編集者をやっていたという方から、ものすごく貴重なメッセージをいただきました。

2009/10/24 06:47|漫画ローレンスTB:0CM:8
十数年前、漫画ローレンスの編集者をやっていたという方から、ものすごいメッセージをいただきました。
引用OKだということですが・・・あまりにも貴重な情報。これは是非皆さんに知ってもらわねば!!ということで大部分をそのまま転載することにさせていただきます。


初めまして。
失礼ながら投稿させていただきます。
十年以上前のことですが、小生は漫画ローレンス編集部に勤務していたことがある者で
~(中略)~
少し編集部の事情をバラしてもいいかと思い、投稿させていただきます。

まずはトビラからです。
一話完結作品のタイトルは編集部で決めています
その際、陰、乱、痴、姦、膣、性などの性行為を連想させる文字を入れるのは、
小生が配置される以前からの決まりごとなのです。
これは編集部を持つ海鳴社の日浅専務が辰巳出版に勤務していた頃に思いついたことに端を発します。
行為の最中に誰かがやってきてヒヤヒヤさせる手法も、日浅専務が思いついたことです。
独特の手法を採ったローレンスは、官能劇画誌としては異例の十万部以上の発行数となりました。
この成功を未だ墨守しているから、編集長は四十代半ばですが、どこか古臭いのです。
月夜に突き夜にそっと~のタタキ文も編集者が書いています。
小生もいくつも考えました。
トビラの文字に作家は関わっていません。ひとえに編集者の文才によるものです。

次は本文(ほんもん)です。
ハッキリ言いますと林氏は、海鳴社が編集する雑誌では作話してはおりません。
林氏ご自身は充分な作話力をお持ちです。ただ、こういう話を描きたいという強い主張をしないため、
雑誌全体で遊撃兵のような立場です。
話も編集部でプロットを作ります。たとえば正月なのに誰も正月モノを描かないとなると、
月刊誌としてはうまくないので、担当編集者が正月ネタのプロットを書いて林氏にとなります。
プロットは毎月なので、担当編集者の趣味嗜好と作話力が林氏の作品に出てくるのです。
林氏は、注文の許容量の大きさと柔らかい人柄から、新人を担当につけることが多いため、珍妙だけならまだしも、わけのわからない話になることもあります。
実際、小生も最初に担当した作家は林氏です。
~(中略)~
あとのほう感情入ってしまいましたけど、ローレンス編集部を持つ海鳴社の元社員として、
こちらのブログでの「なんじゃこりゃー」は、編集者の経験が足りてないからだと思うのです。
小生も林氏に、読者の年齢考えないでゲームセンターが舞台のプロットを書いたことがあります。





ということで、我々が大好きなRJは、完全に編集部発ということで。
林昌也作品だけではなく、掲載される全作品の持つ説明しがたい違和感はコレだったのかと。

元担当さん、本当にありがとうございます。
あと、分かっていただけているとは思いますが、林いい加減にしろだのなんだのと言いながらも、僕はローレンスが本当に大好きなわけで。
本当に・・・部外者ながらも一方的に「どうやってエロ劇画誌を若者に普及させるか」・「なんでこんなに面白いのにみんな読まないのか」の毎日の中で、残念ながら今のところこの方法しかないと思うので。

ということでした。
みんな、ローレンスを読もう。
セリーヌ 財布 2012 #EBUSheBA|2013/11/02(土) 17:55 [ 編集 ]
財布
エルメス エブリン #sD/.Wxv2|2013/10/28(月) 11:23 [ 編集 ]
エルメス エブリン gm
エロ満賀道雄 #-|2009/10/27(火) 05:22 [ 編集 ]
とても貴重な証言ですね。漫画読みとして感動してしまいました。

あと、しらとりさんのコメントを読んで、「長井さんって、ガロの!?」と思ったらやっぱりそうだったのでこっちも衝撃。
無名 #9f0btHLY|2009/10/27(火) 03:26 [ 編集 ]
文中に出て来る海鳴社って
http://www.kaimeisha.com/
ですか?
無名 #-|2009/10/26(月) 16:17 [ 編集 ]
UWFの真実級の衝撃です!これ以上なく興味をそそられるのに幻想が真実に確定することに一抹の寂しさも感じるという・・・
こういう職場には憧れますね。
nakatsu #zC2.WDUU|2009/10/26(月) 14:07 [ 編集 ]
林先生は偉大な方だったのですね。
しらとり@京都 #-|2009/10/26(月) 09:34 [ 編集 ]
縁あって半年ほど前から読ませていただいていますが、自分も編集者であるため、元編集部の方のお話はよく解ります。業界では作品タイトルは通常作家がつけるものではありますが、超メジャー少年誌なんかでは完全編集主導ですからその限りではありません。またよくある柱(小口側=めくる方)の文章を「アオリ」と言いますが、あれも編集者が作ります。
新人は徹底的に鍛えられるんですが、エロ劇画誌の場合も同様です。何本何十本と書かされて、先輩や編集長に褒められたり叱られたりしつつ鍛えられます。
辰巳出版や三和出版という名前は懐かしいですねえ。自分の場合は神田神保町という小出版社が密集していたところの小さなマイナー漫画誌に居たんですが、当時のうちの社長=長井さんと辰巳や三和の社長さんは昵懇で、何でも戦後闇市時代、カストリ含めエロ本へ、あるいはエロ劇画へ、なんて全部ひっくるめての「出版屋仲間」という意識でした。よく夕方に三和の社長がフラッと飲みに誘いに来て出てった、なんてことがありました。もう20年以上前ですが。
エロ劇画の全盛時代はもちろん60年代~70年代ですが、今もってその世界が全く変わらず、伝統芸能的ジャンル化しているのは、やはりあの昭和の「エロ本屋」という「社風」が今に至るまで受け継がれているからでしょう。そして、RJのセンスも必然的にそうなってしまうと。狙ってやってるうちに、もうそういう思考しか出来なくなっているのかも知れません。
いずれにしても無くならないで続けて欲しいものです。
ブロッケンくん #-|2009/10/26(月) 08:13 [ 編集 ]
ここでの評価は、別に「編集の力不足」じゃないのに…凄い真面目な人ですねぇ。
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