なめくじ長屋奇考録 2009年05月18日

なめくじ長屋奇考録

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トクントクン。今月のホラーMの｢彼氏はケダモノ｣、作者はやっぱり三条友美だけどな。トクントクン。

2009/05/18 01:03｜三条友美｜TB：0｜CM：3｜▲

トクントクン
君に
こうされると
ハルナの
心も体も
トクントクン

トクントクン
君の真実(ホント)が
入ってくるから

と、本日は趣向を変えて、こんなにも乙女チックな詩が作中に流れるステキな｢少女漫画｣を紹介しま～す。

まあ、この詩についてる画はコレだけどな。

顔にくっついてるウネウネは、当然ウジだけどな。
タカシくん、惜しくも人間じゃないけどな。
作者、やっぱり三条友美だけどな。
ポイズンショートホラー　｢彼氏はケダモノ｣、二人はラブラブなんだもんッ！　って言ってるけどな。

ということで今月のホラーM。

完全リニューアルで、なかなかスタイリッシュな表紙になりました。
表紙は当然、我等が三家本礼。今月も表紙＆読みきりで登場(この読みきりがまた、出来が良すぎるので次回紹介予定)。

前号で紹介し損ねた才賀アカネの｢コールドアパートメント｣は、第2話にして早速アパート関係なくなってる気がするけれども、丸っこい絵で一般読者にもついて行きやすい様な点はまあOK。

時田ゆきをの｢ゾルベラ｣は、

相変わらずの｢ゾンビ屋れい子｣の直系。
｢ホラー漫画好きの女の子が好きそうな格好｣をした旅の料理人･ゾルベラが、B級っぽく登場し、B級の悪役に対して一昔前の格闘アクションで定番の料理オチをつけるという良作。
ものすごく｢勢いだけはある｣んだけれども、ものすごく｢中身だけはない｣。
｢勢いだけはある｣というよりは｢勢いだけはアルっぽい気がする｣という奇跡。
そう、この奇跡は奇跡でもなんでもない。俺の勘違いだ。
自信満々に言われるから間違えちゃった。
｢定番のオチにするためのストーリー展開｣が強引すぎて、どうしようもないもんな。

でまあ、話は最初の少女漫画に戻るけれども、｢少女漫画だと思わせといて、1枚目の画像でビックリさせる｣という狙いが、記事タイトルの時点でモロバレしているという衝撃の事実。
｢ネタのインパクトを上げる為にタイトルを工夫する｣というようなヌルい概念が自分にはないということに気付かされた。
まあ、致命的な欠陥だ。

トクントクンした後、お腹が減ったハルナちゃんはコンビニへ。
そこへタカシくんを狙う刺客が!!　タカシくん!!
帰ってくるハルナ。